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     総裁 小笠原忠統 先代

       旧豊前小倉藩十五万石

       小笠原惣領家三十二世 元伯爵

   

       小笠原惣領家礼法研究所

           創設のことば

私どもの家では 800年来家伝の礼法を

伝えてきましたが、

それは広める立場よりも、

秘伝を守る立場の方が重んじられ、

将軍に伝える以外は長男のみに伝え、

秘伝は家臣も知らぬ厳しさが建前でした。

その為、小笠原礼法の名のみは高く 

職業的な礼法の師範はいたようですが、

宗家の当主は大名であり明治以降も

貴族院の仕事をするなどの事はあっても、

自ら先立って広める立場に

立つことは有り得ませんでした。

ところで 最近の社会全般を見回しますと、

礼儀や躾の空白が

余りにも目だってきています。

明日の日本を考える時、

当主が率先して礼法を広めるべきだと

強い決意をし 私と同様に大学の職にある先生と

相計り研究所を創設した次第です。

 

 

 

 

略歴

大正八年八月生まれ(平成八年五月没)

元伯爵 東大文学部卒

長野県松本市図書館長、元相模女子大学教授

 

 

 

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