top of page

SCHLOSS VOLLRADS

 シュロス・フォルラーツ

 

 

 ラインガウ二山五城のうちの5城の1つであり

全ドイツに5あるオルツタイルラーゲ(特別単一畑)

があります。

別格の醸造酒である

ドイツワインの辛口化推進の立役者であり

ラインガウワイン生産者協会の会長も務め

ドイツVDP協会の設立メンバー

故人である前当主マトゥシュカ・グライフェンクラウ伯爵

Erwein Matuschka Greiffenclauは

紳士で貴族的で美男子であり日本でも有名であったが、

亡くなられ、大変残念である。

現在は元国営醸造所の

1999年より国営醸造所のディレクターを務めていた

ロヴァルト・ヘップ氏Dr. Rowald Heppが責任者となり

マトゥシュカ・グライフェンクラウ伯爵の偉業を守り

ワイン造りを行っています。

 

歴史を持つ名門ワイナリーであり1218年創立

たいていの醸造家はラインガウの複数の村に畑を

所有しているが

このワイナリーは城の周囲に広大な60ヘクタールを所有し

ラインガウ最大の規模を誇る。

城は14世紀前半に今日のワイナリーの基礎を築いた、

グライフェンクラウ男爵一族の邸宅として建てられました

彼らの最初の家Grauesハウスは

ドイツの全体で最も古い生き残っている石の家として

知られている。

 

 

ワインは辛口が得意でクリーンなリースリングワインであり

食中酒として造られるものが多い。

豊かな果実味に満ち、青林檎や白い花の香りを放ち華やか

ペトロール香は僅かで、フレッシュな柑橘系のアロマ

芯の通った強靭な酸、ミネラルも洗練されており

等級が高くなると洋梨の風味を帯びてくる。

辛口でありながらフレッシュでフルーティーな要素を

失っておらず

清涼感のある極上の食虫酒で貴族的な面が強いが

日本食との相性が良く、

伝統的なやや甘口ドイツワインファンも納得する

優れた味わい。

 

今流行のフランスワイン風辛口ドイツワインではなく

正統派の辛口ドイツワインである。

 

少量ではあるが貴腐ワインなどの極甘口も生産する。

希少価値が高く、高価で、香りは蜂蜜や梨、桃の風味が

濃密に絡み合い、ただ甘いだけの産地の貴腐とは異なり

奥行があり、この上ない気品がある。

bottom of page